低用量ピル(OC)とは
女性ホルモンのはたらきを利用した経口避妊薬です。
副作用を少なくするためにホルモンの量を避妊効果が得られる最低限量まで低用量化されていますが、正しく服用した場合は安全で確実な避妊効果が得られます。
月経周期が一定になるためスケジュールが立てやすくなるといったメリット以外にも、その他の色々な効能があります。
低容量ピル(OC)のしくみ

系列の「上野御徒町桜十字クリニック」で、オンライン診療を開始いたしました。
女性ホルモンのはたらきを利用した経口避妊薬です。
副作用を少なくするためにホルモンの量を避妊効果が得られる最低限量まで低用量化されていますが、正しく服用した場合は安全で確実な避妊効果が得られます。
月経周期が一定になるためスケジュールが立てやすくなるといったメリット以外にも、その他の色々な効能があります。
ピルには比較的安全で高い避妊効果のほかに、次のような効能があります。
服用しはじめて最初の数日間は吐き気やむかつき、頭痛、むくみ、乳房の痛みなど、妊娠初期に似た症状が起こることがあります。
体が慣れるまでの一時的なものとなり、少量の不正出血が起こることもありますが、たいていは4~5日でおさまります(多くとも2~3シートで症状はなくなります)。当院ではこのような副作用を極力抑えるため、定期的な診察・検査を行い、安心して服用していただけるよう努めています。副作用が気になる場合はお気軽にご相談ください。
ピルは女性ホルモンが主成分の薬であるため、乳がんなど女性ホルモンに由来する病気にかかっている・かかったことのある方は服用することができません。また、ピルの成分であるエストロゲンに血液を固まりやすくさせる特性があるため、血栓症のリスクが高くなる可能性のある方も服用できません。
健康で煙草を吸わない方にはピルの服用によって血栓症を引き起こすリスクはほとんどありません。
しかし、低用量ピルを服用しながらの喫煙は血栓症や他さまざまな疾患のリスクを非常に高めます。
日常生活・行動 | 10万人の女性が1年間に死亡するリスク |
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日常生活・行動 | 1 |
妊娠・出産 | 6 |
家庭内の事故 | 3 |
交通事故 | 8 |
喫煙 | 167 |
OC服用と日常生活・行動におけるリスクの比較
日本産科婦人科学会「低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン」より
低用量ピルの服用を中止して、すぐあとの排卵から妊娠が可能です。
長期間服用することによって性周期の回復が見込める上、低用量ピルには不妊の原因となる卵管内や骨盤内の感染症も防ぐ効果があります。
避妊効果を維持するためには、一日一錠をきっちり服用することが重要です。
飲み忘れてしまった場合の対処法はどの時期にどの期間飲み忘れたか等によって異なります。詳しくは以下をご覧ください。
飲み忘れた偽薬は捨てて、その日の分を服用してください。
偽薬は、休薬の日数をカウントするため、またお薬を飲む習慣づけのために飲んでいただきます。